物語を書く リリコ 

リリコが物語を好き勝手に書きます。暇な時間に見て楽しんでください。

自分で考えた物語や、今まで見たドラマ、事件、映画、落語の話を書きます。

亜由美は(たとえ起きて騒いでも来るのはお婆ちゃんだけだわ)って思った。だったら寝たふりして、お金を盗まれた方がいい。泥棒の1人が小さな声で(この女、ぐっすり寝ていますね。)って言った。もう1人が(みたいだな~)って言った。亜由美は寝息さえ立てないように気 ... もっと読む

亜由美はお婆ちゃんに、智也が夜中いなくなる事を話した。お婆ちゃんは笑いながら(応援に行ってるんですよ。)って言った。お婆ちゃん(狐は木の葉でお金を作れるから、空き巣なんかしなくっていい。今、山で野犬と狐が戦っているので、その応援ですよ。)亜由美(ええっ~ ... もっと読む

幾日かして亜由美は夜中に目を覚ました。隣で寝ているはずの智也がいなかった。でも亜由美は(トイレでも行ったのかな?)って思い、すぐ寝た。そんな日が何日かあった。(智也は夜中にどこに行くのだろう?)って亜由美は思い始めた。そして良からぬ想像が亜由美の頭の中を ... もっと読む

夜になり智也が帰って来た。亜由美はさっそく智也に、今日の出来事を話した。亜由美(どうして、この家が山田さん一家の家だったって教えてくれなかったの?)智也(亜由美が怖がるって思ったからだよ。もうお祓いもリフォームもしているし大丈夫だよ。)亜由美(山田さん一 ... もっと読む

亜由美は変に疑われても困るって思ったので(家の中を全て見ますか?)って言った。斎藤(いいんですか?山田さん一家殺害事件の時に一度、家の中を全て見たんですけど・・・それ以来です。ぜひ見せてください。)浜田(この屋敷、どんな間取りか見たかったです。立派な家で ... もっと読む

亜由美(もし狐が人間に化けて人間社会で暮らしていたら、どうなるんですか?)斎藤(それは良くないでしょう。山に帰ってもらわないと・・・)亜由美(罪になるんですか?)斎藤(狐は人間の法律で裁けませんが、人間社会で生きていってもらうのは困りますからね。)亜由美 ... もっと読む

亜由美は斎藤と浜田に早く帰って欲しいって思った。斎藤(ああ、最近この辺で空き巣が多いんです。家の数はこの辺、多くないですが大きな家ばっかりでしょう。)浜田(その空き巣の犯人が、昔、山田さん一家を殺害して大金を奪った人間と同一犯じゃないかって言われているん ... もっと読む

斎藤は亜由美の首を、じっーと見て(まあ、どうされたんですか?)って言った。亜由美(ああっ~この首ですか?怪我したんです。)浜田(いつですか?包帯に血が滲んでいますよ。さっきですか?)亜由美(ええ、庭の木の枝を切っていて、鋏を首に刺してしまったんです。)浜 ... もっと読む

お婆ちゃんはコーヒーを入れながら(昨日だったら美味しいカステラがあったのに残念だわ。)って言った。斎藤(家の人は、みんなカステラが好きなんですか?)お婆ちゃん(ええ、私も智也さんも亜由美さんも好きです。)斎藤(今度、美味しいカステラをお持ちしますよ。)お ... もっと読む

お婆ちゃんが出て来た。お婆ちゃん(どちらさんですか?)斎藤(刑事です。)斎藤は警察手帳を見せた。お婆ちゃん(まあ、警察の人が何ですか?)斎藤(最近、この辺物騒なので見回っています。今、誰か家に入りましたね?)お婆ちゃん(まあ、奥様がお出かけから帰って来た ... もっと読む

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