物語を書く リリコ 

リリコが物語を好き勝手に書きます。暇な時間に見て楽しんでください。

2021年03月

辻雪子は、会社の昼休みに皆でテレビを見ていた。そしたら家族皆殺しで太田由美子が指名手配されていた。太田由美子の顔写真が、テレビに写った。雪子と瓜二つだった。皆は大笑いをしていた。(雪子そっくり)とか(辻、駄目じゃないか。人殺したら)とか言って騒いでいた。 ... もっと読む

ある晴れた日、コウノトリに寛貴、弁護士、中原夫婦の姿があった。中原夫婦が憲太を譲り受けたのだ。憲一は父から(来なくっていい)と言われていたが、こっそり車で後を追っていた。中原夫婦が憲太を連れて出て来た。憲一は中原親子が、車に乗るまで見ていた。中原親子が去 ... もっと読む

弁護士は(コウノトリの紹介の方がいいのでは?)と言い捨て帰って行った。憲一は、憲太に魔力があったらどうしよう?それでも里親は憲太を愛してくれるのか?って考えていた。中原と弥生だったら、憲太に魔力があっても不思議ではないだろう。将来、憲太は普通の子になるか ... もっと読む

中原はヤクザの作戦会議でも、賢い意見を言い、狙撃も上手い。空手も上手い。西山の目にとまり、若くして幹部入りした。また西山に子供がいなかったから、次期組長は中原にしたいとまで言わせていた。中原は、組の経営するスナックで働いていた弥生と付き合った。ある夜、中 ... もっと読む

周りは一瞬、水を打ったように静かになった。そして弁護士が(中原さんは、次の組長だと聞いています。堅気の人を親にというルミさんの希望に合わないから)と言った。雪彦と弥生は(中原は警官の試験に合格しました。)と言った。中原仁は、あの殺人事件の日、若い刑事の佐 ... もっと読む

弁護士は(会社員の家庭に生まれても、医師になる人はいますから)と言った。そうこう話しているうちに、弁護士の携帯に連絡が入った。雪彦からだった。内容は(憲太の里親の件で大事な話がある。寛貴さんと一緒に会って欲しい。)と書いていた。弁護士は(今、寛貴さん宅で ... もっと読む

憲太は西山組長の子だ。西山憲太だ。母親は西山ルミだ。父はヤクザの組長、母はクラブのママ、水商売だ。あまり素性がいいとは言えない。いくら大金が子供に付くと言っても、素性が良くなかったらグレードの高い里親は取ってくれないかもしれない。寛貴は医師の家に憲太を上 ... もっと読む

憲一が学校から帰って来たら、憲太はいなかった。憲一はがっかりしたが、コウノトリに行ったんだって、すぐ思った。これ以上、憲太といたら別れられなくなる。この1か月間、我が子と暮らした。憲一はそれだけで嬉しかった。後は良い里親が見つかって欲しい。父の寛貴が里親 ... もっと読む

涼子は寛貴に相談して、コウノトリという孤児院で憲太を預かってもらう事にした。コウノトリは里親も積極的に探してくれる。憲一と菜々が学校に行っている時に、憲太を連れて寛貴、涼子は出て行った。コウノトリに向かった。コウノトリには、もうすでに憲太の里親探しを、雪 ... もっと読む

憲太がいることで、野々村家の中は幸せだった。でも涼子が1歩外に出ると大変だった。涼子が食材を買いに外に出た。   すぐ近所の主婦が寄って来る。そして悪態をつく。        (まだ施設、見つからないの?)とか(もう1か月もいるじゃない。赤ちゃん)とか。 ... もっと読む

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