物語を書く リリコ 

リリコが物語を好き勝手に書きます。暇な時間に見て楽しんでください。

2021年06月

野々花は高校卒業後、銀行員になった。でも銀行の堅苦しい空気が合わず辞めた。そしてコンビニのバイトをしている。気楽でいいなって野々花は思っているが、親は(ちゃんとした会社に勤めてね。結婚相手を探すときコンビニのバイトより、一流企業の事務員の方がいいでしょう ... もっと読む

小百合が曲がり角を曲がろうとしたとき、前に空がいた。先回りしていたのだ。そして空は(俺達、ずっーと付き合うよ)と言った。聡子ちゃんは芸能界にスカウトされていたらしい。ミス18歳に選ばれたからだ。でも親も友達も反対で、聡子ちゃんは女優になりたいから前向きに ... もっと読む

宴会も最後の方になり、帰って行く人も出て来た。4年生でこのクラブに入ったから、カップルになった人もいた。カップルになった人は(卒業しても付き合う)とか言いながら、二人で仲良く帰って行った。空が小百合にLINEした。(俺達、どうする?)って。まだいるか?帰るか ... もっと読む

女将は話し終わり、旅館の大広間を出て行った。大広間に残されたクラブ員7人は、口々に話した。あの夜、花嫁の幽霊を見た夜、間違いなく正二さんの家に花嫁は入った。そして盃を交わしたのだ。夫婦の契りを結んだのだ。そして加奈さんはあの世の者。正二さんはこの世の者。 ... もっと読む

山の持ち主の山田さんに可愛い娘がいた。加奈さんといった。加奈さんは、山田さんが雇っている山守りで木こりの若い男を好きになった。あの死んでいた正二さんという男だ。正二さんは、自分の仲間を集めて山の木を伐採していた。そして普段は山の守りをする為に、山の中の一 ... もっと読む

空と小百合と昨夜の幽霊を見た5人は、お化け井戸担当で女将と山田さんについて、山の中の一軒家に向かった。クラブ員は(花嫁はあの家の中にいるのかな?)とか(幽霊かな?人間かな?)って話し合った。そうこう話して歩いているうちに、山の中の一軒家に着いた。山田さん ... もっと読む

次の日、山の持ち主の山田さんが旅館に来て、女将と話し込んでいた。田舎散策クラブ員は、井戸の数で部員を割ってレポート班を作っていた。でも昨夜、お化け井戸に行った人は、女将と山田さんの話が気になっていた。女将が幽霊の話を聞き、山田さんを呼んだのだ。皆はもうレ ... もっと読む

お化け井戸の傍まで行ったら、白無垢の女がウロウロしていた。クラブ員が(あれって花嫁衣裳では?)と言った。他の者も(そうだよ。花嫁の幽霊だよ)と言った。でも幽霊にしてはハッキリ見える。(人間では?)と誰かが言って、皆で近くで見ようってなった。皆が花嫁によっ ... もっと読む

肝試しと言っても、全員が参加ではない。そんな事に興味がない人もいる。本題は田舎散策だから。今回は山の井戸を見学して、一つ一つの井戸の特徴などをレポートしようってなっている。その結果をクラブのブログに載せていいって、山の持ち主から許可をもらっている。クラブ ... もっと読む

綺麗な水が出る井戸の200メートル先、少し山を登った所に開かずの井戸がある。クラブ員の皆も気が付いていたみたいだが、なんか問題の井戸では?実は水が出ない枯れた井戸で、旅行客がゴミ箱の代わりにゴミを捨てるので封鎖しているらしい。その開かずの井戸の先、まだ1 ... もっと読む

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